【要約・書評】予想通りに不合理|ダン・アリエリー|行動経済学の入門書!【感想】

本&映画

こんにちは。

行動経済学、もしくはマーケティングというワードを聞いたことありますか?

人はシチュエーションに応じて、どんな心理状態になり、どう影響されるのか、ということを分析した学問です。

誰の生活にも密接に関係ある学問で、とても面白いので本でエッセンスを知るといいと思います。

そして、行動経済学の入門にうってつけなのが、『予想通りに不合理』です。

勉強がてら、内容をざっくりとまとめてみました。

それでは、行ってみましょう〜。

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内容をピックアップしてまとめてみた

プラセボ効果(プラシーボ効果)

例えば、こんなシチュエーションに出くわしたことはありませんか?

効くと信じて飲んだ薬は、信じていない薬よりも実際よく効く。

これはプラセボ効果、またはプラシーボ効果として有名な話です。

私も、ある整腸剤を常用していますが、飲んだ時には圧倒的な安心感があり、突発的な腹痛(IBS)を発症しにくいです。

もちろん薬の効果が大きいのは納得ですが、精神的な平和の側面も大きいことが見過ごせません。

イケア効果

スウェーデン系の大手家具量販店イケアですが、マーケティングの手法が秀逸なことから「イケア効果」という心理効果の名前になっています。

こんな経験をしたことはありませんか?

自分で作った家具は、そうでない家具よりも愛着が湧く。

私はこれをつい先日経験しました。

友人のおうちで、まさにイケアの棚を組み立てるのに協力したのですが、その棚に愛着が湧いてしまい自分の家に持って帰ろうかと検討したほどです。

イケアの棚を組み立てるのはそんなに難しくはないんですが、顧客にあえて少し手間をかけさせることで自社製品への思い入れを強くしているのは秀逸ですね。

人を簡単には信じない

こんなエピソードもありました。

学生たちが街頭でお金を配布している。

行動経済学の実験なので、お金を受け取る側には何も要求されない。

それにも関わらず、何か裏があるはずと、そのキャンペーンに気づいていても、人々は足を止めずに通り過ぎる。

社会において、お互いに対する信用の度合いが高ければ日常生活・ビジネスなど、あらゆる面で様々なメリットが享受できます。

しかし、抜け駆けをしようとする人がいるのも事実、と筆者は主張します。

まとめ

私たちが合理的な判断をするのを妨げるのがどんな心理なのか。

それを知るための15章です。

「予想通りに」不合理、というタイトルが秀逸ですね。

原題も”Predictably Irrational”というので、直訳です。

読み物として面白いですよ!

個人的に行動経済学に興味があり、他にもオススメの本があるので今後もブログで紹介していきますね!

お読みいただきありがとうございました!

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