【まとめ】マズローの欲求5段階説とは何か?

徒然日記

こんにちは。

本を読んでいると、いろんなところで「マズローの欲求5段階説」、「マズロー心理学」という概念に出会うので、それがどんな思想なのかを調べるため、解説書を読んでまとめてみました。

「そういえば、なんだっけ?」

という方に読んでもらえたら嬉しいです。

それでは、行ってみましょう〜。

マズローの欲求5段階説とは?

経営学のくだりでよく耳にすることがあるこの「マズローの欲求5段階説」。

ユダヤ人心理学者、アブラハム・マズローが提唱した人間の欲求の分類フレームです。

人間の欲求を

「生理的欲求」

「安全の欲求」

「所属と愛の欲求」

「承認の欲求」

「自己実現の欲求」

に階層化しました。こんな図がよくセットで出てきますね。

Wikipediaより引用

それぞれの段階について詳しくみていこうと思います。

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「欲求の5段階」の内容

生理的欲求

生命維持(ホメオスタシス)の上で、最も基本的な欲求です。食欲、性欲、睡眠欲など。

基本的には、これが満たされるとより高次の、例えば「安全の欲求」を求めるようになります。

安全の欲求

防衛本能です。

私たちが、安全が保障されない環境に身を置いている時、様々な手段で安全な環境を帰厩します。

幼児期に顕著に見られますが、成人でも不安な環境はあるものです。

所属と愛の欲求

帰属意識を求める欲求です。

これが満足されない時、社会的な疎外感を感じることになります。

承認の欲求

承認欲求です。承認の欲求には2種類あります。

自己を承認する欲求

自分を自分として認めたいという欲求です。

自尊心を希求することで、自己による承認欲求を満たそうとします。

他者から承認される欲求

他人から認められたいという欲求です。

社会的ステータスの追求、出世欲、マウンティングなどが当たります。

自己実現の欲求

上記4つの欲求を満足したのち、さらに高次の欲求として自分自身の世界観・価値観を追求して自分の潜在的可能性を完全に引き出し、あるべき自分になることに強い関心を抱きます。

自己実現者とは?

以上5つの欲求を満たした人をマズローは「自己実現者」と呼びました。

自己実現者は、本質的な価値「B価値」を追求するようになります。

B価値は、次の14種類です。

真、善、美、全、生気、独自性、完全、完結、正義、簡素、豊かさ、無努力、遊戯性、自足性

そんな「本質的な価値」B価値、を追求する自己実現者からなる社会のことをマズローは「ユーサイキア」と呼び、その実現を目指します。

ただし、現実の世界ではまだまだ実利との乖離が大きく、理想論に過ぎないと言われています。

マズロー心理学に関しては、また書きます。

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