こんにちは。Linです。
僕は21卒なのですが、2019年11月、無事にエンジニアとして内定をいただくことができました。
そこで、文系の大学生である僕が、どのようにしてWeb系の自社開発企業にエンジニアとして採用されるに至ったのか、就活の道のりを記録に残しておこうと思います。
2020年からはご時世の影響でだいぶ当時とは状況が変わっており、これからエンジニア就活を始められるみなさんは僕の時とは違うケースに直面するかと思います。そのため、一事例として参考程度に押さえていただければと思います。
これからエンジニア就活を始める方、今就活の真っ最中の方のお力になれれば嬉しいです。
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就活開始時の私のプログラミング能力
とりあえず、就活開始時(2019年9月頭時点)での僕のスペックを紹介します。
・文系の国立大学3年
・プログラミング経験は丸1年くらい
・長期インターン2社目に参加中
・基本情報などの資格は持っていない(2019年4月の基本情報に落ちました。恥ずかしい!)
・ポートフォリオアプリ作ってGitHubにソースコード上げてる
こんな感じで、エンジニアとしては正直レベルは全然高くないです。
上記の状態で4社受けました。そして、
・2社から内定(うち1社は早期内定)
・1社、最終面接を辞退
・1社、最終面接で落選
という結果に終わりました。結果としてはまずまずかなというところですが、内定をいただけた2社は自分的にとても行きたい企業だったので大満足の結果です。
利用したサービス
僕が利用したサービスは
・レバテックルーキー(担当者さんが付いてくれ、強力なパートナーでした)
・サポーターズ(逆求人イベントで利用させていただきました。イベントによっては交通費が支給されます)
・Wantedly(経歴や志向性を載せるビジネスSNSです。2社からスカウトをいただき嬉しかったです)
の3つです。
どれもとても良いサービスで、ありがとうございました。全部オススメです。

どのように就活を進めたか(時期別)
2019年9月
夏休みまで、Web業界の新卒採用がめちゃくちゃ早い時期に行われることを知らなかったので、2019年の9月に慌ててレバテックルーキーのキャリア面談に行きました。
このとき出会ったエージェントの方がとても良くして下さり、就活を終えるまで伴奏してくれることになります。感謝してもしきれません。
9月の頭の段階ではまだ受けたい企業の選考が本格化していないということもあり、10月中旬くらいから本格スタートということでしたので、この期間には主に
・ポートフォリオアプリ製作(10月頭に完成)
・開発バイトに多めにコミットして技術力底上げ
をしていました。
2019年10月
9月に行ったレバテックルーキーのキャリア面談の際に、自分の志向性を担当者の方に伝えていました。
そして、それを元にエージェントさんが複数の企業をピックアップしてくれ、その企業の概要紹介の面談を行ったのが10月の頭です。
ちょうどそのタイミングでポートフォリオアプリが完成したこともあり、受けたい企業を決めてESを提出します。僕は4社に出し、無事通過しました。
また、この月にサポーターズの逆求人イベントに参加しました。丸一日使うのでとてもハードですが、最大で8社の企業の人と話ができるので面接の練習にもなりますし、同じ目標を持つ学生と交流できるのでとてもいいイベントでした。
面接が本格的に始まる前のタイミングでこのイベントに参加できたのは本当に大きかったですし、自己紹介の内容が固まったり、苦手な質問がハッキリしたりといいことずくめです。
このイベントの中で僕が友達になった人の一人は、「プログラミング歴3ヶ月、Ruby on Railsでポートフォリオアプリを作った」というレベルの人がいました。その方のレベルが低いとかそういうことではなく、経験が浅くてもやる気を行動で示していることが評価されて、逆求人イベントに参加できているということです。
参加の基準のハードルがめちゃくちゃ高いわけではないので、ぜひ応募してみてください!
2019年11月
この月の頭から面接を受け始め、11月末に第一志望の企業から内定をいただくことができました。
僕の結果は前述の通りで、ちゃんと評価していただけたと思います。
学校との両立が結構大変でしたが、やること自体はシンプルで、メンタル的なストレスも少なく、総じて良い就活ができたと感じています。
面接の回数はだいたい3回前後(3回目が最終面接)で、カジュアル面談を含めるとトータルで13回の面接をこの月こなしていました。結構ハードですね(汗)
やっておくと良いことをまとめておきました。
やっておくと良いこと・評価されること
自己分析
一般的な就活で重要な自己分析は、エンジニア就活でもとても重要でした。
僕は『メモの魔力』という本に感化され、100問+エンジニア就活で聞かれそうな質問対策をしていました。この本はとてもオススメです。
エンジニア就活で聞かれそうorよく聞かれた質問は、
・志望動機
・プログラミングを始めたきっかけ
・どんなエンジニアになりたいのか
・プログラミングをどのように勉強したか
・関心を持っているビジネスモデル
などです。他にもあるかもです。
企業分析・逆質問の準備
面接の前には、企業のデータを頭に入れていくと良いと思います。
面接の後半に、「これでこちらからの質問を終わります。逆に、質問はありますか?」ということを言われることが多いのですが、ここで「いいえ、特にはありません」というのは微妙なので、逆質問を事前に2、3個用意していくと良いと思います。
企業のホームページや社員インタビューなどの記事をよく読んでおけば、自然と2、3の質問は浮かんでくると思います。
長期インターンへの参加(可能なら)
採用する側の立場を考えると、応募してきた学生がエンジニアとしての適性があるかどうか、気になりますよね。
もし応募してきた学生が、長期インターンに参加した経験があれば、「ある程度適性があるんだな」と判断できると思います。
という意味で長期インターンの経験は就活でかなり有利になるのでオススメです。
長期インターンに参加できない場合は?
しかし、どうしても長期インターンは東京などに集中しています。
僕にも地方の大学に通う友人がたくさんいますが、彼らから話を聞く限りだと長期インターンへの参加はなかなか難しいことがよく伝わってきます。
という場合に、企業にアピールできる効果的な手段となるのが「ポートフォリオアプリ制作」です。
Udemyの修了書もポートフォリオになるかも
Udemyという、個人的に大好きな動画学習サービスがあります。
Udemyなんですが、プログラミングの学習コースがとても充実しており、セールの時で1300円ほどから1コースを購入できます。「Rails」で検索したら219件のコースが出てきました。

1コースは結構ボリューミーなんですが、終了するとコースの修了証明書を発行してもらえるので、これは履歴書に書けます。
優良なコースが揃っていますし、技術書よりもリーズナブルですね。
30日返金保証付き。
ポートフォリオアプリの制作
長期インターンに参加した経験があってもなくても、アプリの制作経験があって、かつそのアプリのソースコードをGitHub上に上げていれば、良いアピールになります。
以下で、実際に僕が作ったポートフォリオアプリを紹介しています。
ポートフォリオアプリについて
僕が製作したポートフォリオアプリの概要としては、以下のようなものです。
・Ruby on RailsでAPIサーバー、Nuxt.jsでフロントを書いたTodoアプリ(API使ってるとちょっとポイント高いみたいです)
・Gitを使い状態管理
・実装した機能
・ログイン・ログアウト機能・セッション保持機能
・新規会員登録機能
・管理者機能(ユーザー作成・削除機能)
・タスク作成・編集・削除機能
・デザインはBulma (Bootstrapとかでもいいと思います)
・ログインしたユーザーが管理者ユーザーかどうかに応じて、遷移する画面を分けるルーティング機能
これくらいの機能があれば、新卒の技術力としては一定レベルを満たしているようですし、もしかしたらもう少し機能が少なくてもいいと思います。
ポートフォリオに関して面接中に言及されることは僕の場合ありませんでしたが、逆求人イベントの時は役に立ちましたし、ESにもGitHubのURLを載せていたので、もしかしたら応募時に見られていたかもしれません。
あと、インターンの経験がほとんどない方は、経験不足を補完する意味でもアプリを1つ2つ作っておくと技術的な担保になり好印象だと思います。
エンジニア就活をする際には、「やる気あります!」というだけでは弱くて、それに加えてモノか経験でやる気を証明することが重要だと思います。
例えばProgateやドットインストールなどはとてもいい教材で、僕も以前利用していますが、それを卒業しただけだとちょっとアピールとしては物足りないということを関係者各位から聞いています。
こちらのポートフォリオアプリの内容に関しても、レバテックルーキーの担当者さんからフィードバックをもらうことができます。
まとめ
ハードでしたが、多くの方に支えられ、とても良い就活を経験させていただきました。また、使ったサービスの中ではレバテックルーキーさんに一番お世話になりました。
また、これほど頭を使って行動したり、すごい大人や優秀な学生とまとまった時間お話しできる機会はなかなかないので、しっかり取り組んで良かったです。
この記事が、エンジニアを目指す皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


Lin

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